1949-11-17 第6回国会 衆議院 農林委員会 第6号
国民の食生活安定のためには、具体的な問題としては、大臣の言われた通りに、緊迫した戰時、戦後を通じて、せつかく増産かんしよの維持向上があるのだから、この増産かんしよの維持向上を期することが、ただ食生活安定に寄与するだけでなくて、私が申し上げるまでもなく、農業經営の多角化のために必要な有畜農業、農業経営改善のために、必要な農業機械化、ことごとく私はこのいもを中心として、日本の良案の生命線は維持できるのではないかというくらいに
国民の食生活安定のためには、具体的な問題としては、大臣の言われた通りに、緊迫した戰時、戦後を通じて、せつかく増産かんしよの維持向上があるのだから、この増産かんしよの維持向上を期することが、ただ食生活安定に寄与するだけでなくて、私が申し上げるまでもなく、農業經営の多角化のために必要な有畜農業、農業経営改善のために、必要な農業機械化、ことごとく私はこのいもを中心として、日本の良案の生命線は維持できるのではないかというくらいに
しかし土地改革を行つて、土地というものが從來の地代によつて他人の小作を搾取していくという建前ではなしに、あくまで土地の收穫を自己の生活の基礎にしていくという、農業經営の本質に立つて農家經營の本質がなり立つような建前にかえていく現在におきましては、地代というものは問題にすべきではないのであります。
○政府委員(山添利作君) 持分だけを共有と言いますか、非常に大勢の人が持分を持つておつて、現實にその農業經営に從事する人は或る個人竝びにその家族である、かような形態は望ましくないということであります。
更に繰返すわけでありますが、農業經営というものを立ち行かせるようにするには、それは勿論均分相続という觀點に立つて、慣例によりましてのことでございまするが、それには要するに農業資産の相続において、その分割を禁ずればそれでよろしいのではないか、それが第一でございます。
從前通り經営を續けておれば別に何ら問題がないに拘わらず、この法律によりまして遺産の分割によつて、農業資産の歸属すべき者を選定するということになつておりまして、その一人を選定いたしますれば、それが農業經営の主體にならざるを得ないという形になつておりまして、而もこれが特別相續人というものが……若し從前通り仲好くやつて行けば問題も一應表面化さないですんでしまうが、こういう権利が自分にあるということになりますと
そうしましていつまで經つても家の農業經営の實權を、働き盛りの者に任せないということになりますと、非常に家にごたごたが起きるように思います。ある時期に家事審判所なり、あるいはその他農村協同組合なり、あるいは農地委員會なりというものが關連をして、相當な時には推定相續人の中から家庭を相續すべき者をきめていく。指定をきせてしまうという必要があるのではなかろうかと思います。